社会福祉施設、介護保険施設での仕事
看護師の転職先として候補に挙がるのが「社会福祉施設」や「介護保険施設」への転職です。これらの施設は、国営だけでなく、民間企業も参加していることが多く、1つの地域に複数の施設があることも珍しくありません。そのために、転職先として選ばれることも多く、看護技術を身につけた看護師が再就職するときの候補としても有力です。
このような施設では、「決まった看護の方法」というようなマニュアルが無いことも多く、利用者の状態に合わせた臨機応変な対応を求められることも多いので、ある程度の看護スキルがある看護師が優遇される傾向にあります。
また、高齢な方の看護が多くなっているので、高齢者の方への対応が好きな看護師に向いている職業となります。毎日のように看護をしている利用者の方に「ありがとう」といわれるのが最大の喜びだと皆さん言います。
しかし、何度経験しても慣れないのが、「お亡くなりになる方が多い」ということです。施設の内容的にも、高齢者の方が多く、病気に罹っている人も多いために、一般の病院勤務よりも利用者が亡くなる率が高くなっています。
そのために、「自分の担当した利用者が亡くなって仕事が手に付かない」というような、メンタルの弱い人には向かない職業かもしれません。誰もが、自分に近しい人が亡くなったときには悲しい思いになりますが、それで仕事が出来ないというのなら、社会福祉施設や介護保険施設で働くことは避けたほうがいいでしょう。
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