専門看護師
専門看護師の国家資格を取得するためには、3つの条件をクリアしなければなりません。
- 保健師、助産師、または看護師の資格を持っていること
- 専門の教育機関で教育課程を修了していること
- 実務経験が5年以上あり、その中の3年以上は専門看護の分野での実務経験があること
この3つになっています。そのために、専門看護師になるためには、最低でも看護師になってから5年以上のキャリアが必要になり、さらに、専門分野での教育課程が終了していなければならないので時間が必要です。
しかも、教育課程では、一般的には昼間の授業となりますので、その間は収入を得ることが出来なくなってしまいます。そのために、日本国内にいる専門看護師というのは、2012年現在でも、800名程度しかいない狭き門となっています。
資格の有効期間は5年となっていて、5年が経つともう一度受験をやり直すということになります。そのために、人数が増えることがありませんが、転職の際などにはかなり有力な資格の一つとなっています。
専門看護師となった方は、多くが看護師の指導にあたることが多くなっていて、自分で利用者や患者の看護をするということが少なくなるというのが特徴です。また、指導係になることも多いので、昇進しやすいというのも、大きなポイントの一つです。他にも、分野ごとに「専門看護師」というのがありますので、自分の好きな分野の専門看護師の資格を取得することが後々の自分のためになります。
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